はじめまして、医薬翻訳者oipoohです。
本日から、こちらでブログを執筆していきます。
初回ということで、まずは私自身の話を少しさせてください。
【翻訳と私】
私は2006年から翻訳の仕事をしています。
多くの翻訳者が、得意な分野に絞って翻訳の仕事をしていますが、
私の場合は、医薬翻訳が専門で、英日翻訳と日英翻訳を手掛けています。
医学・薬学翻訳専門講座も修了しました。
これまでに翻訳した内容としては、
製薬会社さんの治験関連(治験薬概要書,治験実施計画書,同意説明文書,総括報告書,SOP等)の
文書が最も多く、その他、医学論文(消化器系・循環器系多数)、医療関係の教材、
学会や研修で使用する資料やパワーポイントのスライド、プレスリリースなども翻訳してきました。
こちらは完全に専門外ですが、日本の観光地を紹介するDVDの字幕や、
化粧品の広告のキャッチコピーを翻訳した経験もあります。
【トランスマートと私】
トランスマートに登録したのは、翻訳の仕事を始めたばかりの2006年でした。
他の登録翻訳者の方々と同じように、サイト経由で公募される案件を受注していたところ、
トランスマート社内の方から連絡を頂き、縁あって社内で翻訳チェッカーとして勤務することになりました。
オンサイト勤務をしていたのは1年に満たない短い期間でしたが、
この頃、社内で直接指導していただいたことが、私の翻訳者としての土台になっています。
そして、オンサイト勤務終了後も、定期的に翻訳の依頼を頂いています。
【このブログについて】
翻訳者になって10年。ずっと感じていたことがあります。
「翻訳の仕事をしています」と言うと、ほぼ間違いなく、
「映画の翻訳?」「本の翻訳?」と聞かれてしまう。
私のような実務翻訳者(ビジネスで必要とされる文書を翻訳する人)のことは、
めったに話に出てくることがありません。
また、翻訳という職業に憧れを持つ人が多い一方、
「英語ができれば誰でもできる仕事」と認識している人もいます。
「機械翻訳で十分だよね」という声さえ聞こえ始めました。
とにかく、翻訳という仕事は知られていない!と感じるのです。
- 翻訳者はどんなふうに仕事をしているのか?
- 翻訳者の頭の中はいったいどうなっているのか?
- 翻訳の仕事というのはどんな流れで進んでいくのか?
多くの人が知らない翻訳の話を通して、翻訳を少し身近に感じていただきたい。
そして、必要な場面が来たときに、翻訳者や翻訳会社を思い出していただけたら嬉しい。
私の作業部屋をチラリとお見せするようなイメージで、発信できればと思っています。
これから、どうぞよろしくお願いいたします!
主に治験関連文書、医学論文、医薬関連企業のプレスリリース、医療関係の教材・資料等を翻訳。医療・ヘルスケア関連の編集、ライティングも行っています。